此方の図は日本の物価指数(昨年と比べて物価が上がったか下がったかを表した数値)です。物価指数は経済を分析して景気を予測する専門家の間では景気の先行指標として注目されており“ 実体経済の悪化を裏付ける根拠 „でもあります。
現在の物価指数は+3%前後を推移している(図の右側)のですが、青色の物価指数が+1%(赤い線)を超えるとその1、2年後に大暴落が発生しています。
其れはつまり、日本経済は過去に一度も物価高に耐えた事がなく、「物価高 ⇒ 景気後退 ⇒ 大暴落(不景気)」を繰り返しているという事です。
その前兆として製造業(自動車等)の業績は物価高による世界経済の悪化を受け、最終減益や赤字となった企業の割合が4年ぶりに5割を超えました。これはコロナショック(2020年)以来の悪化です。